PFASへの対応|イノベーションに向けた取り組み

世界的な規制強化の動きを踏まえ高感度・多成分分析にもとづくソリューションをご提案

クリタグループのPFASへの取り組みをご紹介します。

PFASとは

PFASとは、人工的に作られた有機フッ素化合物の総称で、1万種類以上の物質があるとされています。水や油をはじく効果や高い耐薬品性・耐熱性から、工業用から消費者向けまでさまざまな製品に使われています。

しかしながら、PFASのなかでもPFOS、PFOA、PFHxSの3種類は、環境中での残留性や健康への影響の懸念から「特定PFAS」として、近年欧米を中心に水質規制・製造規制が進んでいます。日本においても、2026年度から、PFASのなかでも有害性が確認されているPFOAおよびPFOSに対し、水道水の水質基準が設定され、定期的な検査が義務化されました。

世界的な規制強化の動きに対応

クリタグループは、お客様の工場等で使用する水(用水)や排出する水(排水)の水質や、状況を分析・解析したうえで、PFASへの適切な対応・処理方法をご提案・ご支援しています。

超純水分析で培った極微量分析技術やノウハウを活用した、0.1pptという低濃度までの水質分析、また多成分分析によるPFASリスクの可視化や、活性炭やRO(逆浸透)膜を用いたPFAS除去・分離に係るソリューションなどを開発・提供しています。

  • パーツ・パー・トリリオンの頭文字をとったもので、1兆分のいくらであるかという割合を示す数値

包括的なソリューション提供へ

クリタグループは、社会課題であるPFASに係る分析、除去、無害化までの包括的なソリューションを提供することを目指しています。事業展開中のソリューションに加え、モニタリング技術のさらなる向上や、除去したPFASの最適な処理を想定した無害化技術の開発に取り組んでいます。

また、今後のさらなる規制の強化を見据え、水処理装置のバルブや配管等におけるPFASを含まない部材(PFASフリー部材)の実用化に向けた、素材メーカー等との共同検討・開発も進めていきます。

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